注意点−へき地・村編
外国人がほとんどいないへき地、村での生活の注意点。車道、電気、ガス、水道などの有無で生活が変わってくるがここでは車道なし、電気なし(あってもソーラーのみ)、ガスなしで外国人の少ない地域を前提としてかいている。エベレストベースキャンプやアンナプルナ周辺など外国人トレッカーの多い地域はインターネットができるなど、ここで書いている状態よりは都市に近い環境にある(旅行ガイドに情報があるので詳細はそちらを参照)。
- 車道が通っていないところはラバでモノが運ばれてくるので物価が高い。全体に1.5倍から2倍くらい。
- 全体に品薄。インスタントラーメン、ビスケット、石鹸、油、ノート、ボールペンとか(ネパール人の生活に)基本的なものはあるが、それ以外の輸入したようなものはかなり入手困難。
- 生理用品は僻地のバザールでもネパール製かインド製の普通用ナプキンはあるが、それ以外(夜用ナプキン、タンポンほか)はない。しかもすべての薬局でおいているわけではないし品切れということもある。
- 場所によっては固定の電話が通じにくいので頻繁に連絡を取る必要があるなら携帯電話を持っていったほうが無難。僻地でもバザール周辺なら携帯電話が使えるようになってきている。(小さいソーラーパネルでも携帯の充電は可能。バザールの店で充電を有料でやってくれるところもある。)外部と連絡が取りたければパソコンより携帯電話かスマートフォンを持ってSMSで連絡を取るのが確実(SMSから日本の携帯やパソコンのメールに連絡する方法は別エントリー参照)。
- インターネットは無理な可能性が高い。パソコンのある店があってもそれは写真の加工用だったり、書類のタイピング用だったりする。ネパールテレコムのスカイデータは携帯がつながる範囲内では圏内なので原理的には使えるはずだが、回線速度が遅いので難しいことも(それ以前にパソコンやスマフォをどうやって充電するかという問題もある。)
- 郵便はカトマンズまで10日〜20日(天候により飛行機が飛ぶかどうかによる)。ただ小包だと1ヶ月以上かかることも。(理由は不明)
- 僻地のバザールでも小さいテレビは売っているが、電力がソーラーのみなどであてにならないので、ニュースを聞く必要があるならラジオがあったほうがよい。
- 野菜や果物はその地域でその季節に取れるもののみかえる。そのため寒い時期は野菜や果物が減る。
- 卵や牛乳も場所によってはかなり入手困難になる。バザール周辺の村には牛も鶏もいるのだが、牛乳や卵の量がすくないので売る人が少ない。
- 米を常食としない地域では米の入手も困難となる。また、米を常食としていて自分の家に米があっても(不作に備えるために?)極力売らない、あげないという態度をとる人も少なくない。カッデーの米が行っている地域ではその可能性が高いので、カッデー米をもらうための手紙を職場や大学で発行してもらっていったほうが安心かも。
- 肉はヤギ肉のみかヤギ肉と鶏肉のみ。水牛や豚肉を食べるのはダリットのみで、店でほとんど売られていない可能性がある。
- 間食はインスタントラーメン、ビスケット、チョコファン、アメだけという可能性も高い。飽きるので、これら以外のものを自分用に(チョコレートとかドライフルーツとか)買ってもっていくといいかも。
- 部屋を借りるときはかまどのついた部屋を借りるか、ついていない部屋を借りるかという選択をすることになる。
- かまどあり:好きなときにお湯が沸かせる。寒い時期に水浴びをがまんしてする必要がない。かまどの暖かさもあるので、寒い時期でもある程度は暖かい。ただ、まきを買ったりする必要があるし、ガスのようにすぐお湯が沸くわけではない。すすで部屋全体や服が黒く汚れるし、においもつく。
- かまどなし:服や部屋が比較的きれいなままでいられる。ただ、大家が「お湯をあげる」と口では言うのにくれないという可能性もあり、そういう場合寒い時期でも水で水浴びをすることとなる。冬は部屋に暖房も何もないのと同じなのでとても寒い。
- 1階より2階がベター。外国人の少ない地域だと外国人は宇宙人のような興味の対象なので、1階だと部屋をのぞかれたりいろいろいたずらされやすくなる。(ただトイレのためにわざわざ1階までおりないといけなくなる可能性も高いが。)
- 部屋の壁が土(家によっては床も土)なのでビニールシートをはるなど対策しないとすぐ服が汚れる。
- 僻地でもバザールなら水道がある可能性がたかい。ただ、一日1時間くらいの給水で、それも不安定なので水汲みをする可能性や、洗濯や水汲みを水汲み場でする可能性も考えておいたほうがよい。
- ねずみがいる部屋が多いのでネズミのえさ(毒)を持っていくとか、食べ物はいちいちかばんの中にしまうとか対策をする必要がある。
- 小銭を準備していったほうがよい(お店の人がおつりを準備していないことが多いし、たとえば道端で売ってる5ルピーのりんごを買うのに500ルピーとか1000ルピーとか出すとおつりをもらえずこまるので)。カトマンズの銀行で両替していくのがベター。
- トイレ、水浴び小屋のある家に住むのがベター(水浴びを水浴び場ですると外国人なので注目を集めてしまいいろいろとうわさされる可能性が高い。)
- 洗濯物は自分が家にいるときだけ外の干すのがベター(干している間に盗まれることもあるので)。
- 夜の8時か9時には寝て早朝起きるという生活パターン。早朝暇な可能性が高いので何かしら暇つぶしを持っていったほうがいいかも。
■へき地でも売られているもの
- 表紙の薄いノート
- ボールペン
- 鉛筆
- バケツ、ジョグ、ゲレン
- 懐中電灯
- 男性の洋服
- 女性のクルタ、ドティ
- ふとん、シーツ用の布
- 白いコピー用紙
- 髪の毛用の油
- 石鹸、シャンプー
- リップクリーム
- 普通用のナプキン
- ネパール料理の材料
- スパイス
- 米
- 油
- 塩
- 砂糖
- 茶葉
- かばん(リュックが多い)
- くつ(安いのが多い)
- 薬
- ネズミのえさ(粉のやつ)
- 薄いビニールシート
■へき地では売られていないもの、割高なので持参するとよいもの
- ネズミのえさ 売ってることは売ってるが、塊のやつのほうがきくので
- ビニール袋(大め) 買い物しても袋をくれないので貴重。洗濯物を入れるとか、ぬれては困るものを入れるとか。
- ペットボトル 売られていないので貴重。
- ローション、コールドクリーム 乾燥するので
- 日焼け止め 日差しが強いので
- 虫除けジェル 虫がいるので(雨季はとくに)
- 汗のにおい消し 売ってないので
- 洗顔用石鹸 売ってないので
- ティッシュペーパー 売ってないので
- チョコなど甘いもの アメ、ビスケット、チョコファン以外ないので
- コーヒー あっても高い、見つけるの大変、毎日チャだと飽きる
- コーヒー用ミルク 上に同じ
- 綿棒 売ってないので
- 生理用品 夜用、タンポン、洗剤は売ってない
- 下着、洋服 やぶれたり盗まれたりする可能性が高いので多めに。
- 靴下、靴 上に同じ(靴は3ヶ月に1足だめになる)
- サプリ ビタミン、カルシウムなど不足するので
- カバーの硬いノート 探すの大変か高いので
- ポストカード 売ってない、生存確認連絡用に
- 25ルピー切手 売ってない、ポストカード用に
- 辞書 重いけどないと困る
- カメラ用のアルカリ電池 売ってないので
- ローソク 売ってるとは限らない
- ライター 売ってるとは限らない
- 暇つぶしの本 朝が暇なときに。英語の本とか。
- ラジオ ほかの情報源がないので
- 石鹸、シャンプー かえるが割高なので
- リップクリーム 乾燥するので
- 薬 かえるが割高なので
- シーツの布 割高なので
- 雨具 雨季はあるとよい
※そのほか買ったとうわさされたくないものはぜひ持っていくべき。