本・新聞−ネパール関連の映像・映画
ネパール関連の映画は1.外国人監督とスタッフによって撮られたもの(舞台がネパール)、2.ネパール人監督とスタッフによって撮られたもの、3.ドキュメンタリーがある。1は日本やその他の国でも入手可な場合が多いが、2はネパール国外で入手するのは難しい。そもそもネパールでつくられた映画というのは数が限られている(インドの映画のほうが一般的)。どちらにせよ歌とか踊りとかがメインでストーリーはあまり重視していない(ように見える)ものが多い。最近は民族運動が盛んで、その一環でつくられたものもあり、それらは歌や踊りはそれほど多くない傾向にある(ただ、商業的なものではないので映画祭で見るくらいしか見る方法がない)。
入手法としてはアマゾンなどで市販されているものは購入したり、レンタルビデオ店でレンタルすれば見れる。TIRAKITAにもインド映画に交じり一部ネパールの映画あり。ツタヤなど普通のレンタルビデオ店になくても、ふや町映画タウンなど一部マニアックな品ぞろえのレンタルビデオ店に古い洋画はあるのでそこで借りるという手もあります。日本で市販されていないものはネパールの書店やDVDを売っている店で購入する(日本で買うよりは安いが不良品も混じっている)。それでも手に入らないものはwebcatで検索して所蔵のある大学に行くか取り寄せて見る、ゆにかねっとで調べて公立の図書館にあればそこで見る、日本ネパール協会の会員になって協会から借りてみるなど。一部youtubeでも見れるものもあるのでそこで探すことも可。
司書の方に聞いたところ映像に特化したデータベースというのはなくて、本と一緒にDVDやビデオもwebcatが最大のデータベースだそうです。ですので、探し方については別エントリー(図書館・図書室)も参照してください。映像が本と違うのは著作権の手続きが煩雑で手続きのための料金も安くはないため所蔵していてもOPACへ登録するまで至っていないものが少なからずあるということです。持っていそうなところでもデータベースがwebからみられないところも少なくありません。なので、直接有りそうなところをあたるとみつかる場合もあります。
なお、国立国会図書館にもいくらか所蔵がありますが、所蔵があってもVHSを再生するデッキがないなどの理由で見られないものもあります。その点、行く前によく確認したほうがいいです。
こちらも詳しいです↓
http://www5f.biglobe.ne.jp/~st_octopus/MOVIE/MOVIEINDEX.htm
http://www.rsch.tuis.ac.jp/~ito/nepali_films/index.html

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1.外国人監督とスタッフによって撮られたもの
カトマンズの男
原題 Les Tribulations D'un Chinois en Chine
製作年 1965年
製作国 フランス イタリア
配給 日本ユナイト映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/p13714/comment.html
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カトマンズの恋人
原題 Les Chemins de Katomandou
製作年 1969年
製作国 フランス
配給 大映第一フィルム
http://movie.goo.ne.jp/movies/p12133/index.html
アマゾンではパンフのみ、あるいはボックスセットの一部としてのみ売られているもよう。ツタヤ代官山店にはなく(2015.2現在)、ふや町映画タウンにはありVHSをレンタルできるようです。

映画パンフレット 「カトマンズの恋人」 監督 アンドレ・カイヤット 出演 ルノー・ベルレー
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2.ネパール人監督とスタッフによって撮られたもの
Kagbeni
公式サイトがないようなので英語のwiki http://en.wikipedia.org/wiki/Kagbeni_(film)
欲望の仮面
http://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=17047
道端の花
http://www.anoj.jp/film/movie.html
http://www.oaff.jp/program/screening/05.html
Journey to Yarsa
http://www.tirakita.com/Journey+to+Yarsa%5BDVD%5D/DVD-1456
これ以外は以下を参照(英語で書かれたwikiのネパール映画カテゴリー)
http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Nepalese_films
http://en.wikipedia.org/wiki/Cinema_of_Nepal
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Nepalese_films
Mila Productionsはネパールの映画制作会社なのでここが製作した作品はここのサイトに掲載されている。http://www.milaproductions.com.np/
また、民族運動関連の映画の情報はIndigenous Film Archive (IFA) http://www.ifanepal.org.np/ にあり。
3.ドキュメンタリー
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[rakuten:guruguru-ds2nd:10243851:detail]

- 作者: 多田正美
- 出版社/メーカー: 青幻舎
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「モゥモ チェンガ」
http://www.galegale.net/momo.html

モゥモチェンガ 満月ばあちゃんチベット望郷の物語 【DVD】
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オロ
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With…若き女性美術作家の生涯
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尾根と山峡の人々 ネパールの村から
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JICA図書館などに所蔵あり。
秘境ヒマラヤ
原題:
製作国: 日本
製作年: 1960
配給: 松竹
http://movie.goo.ne.jp/movies/p22992/comment.html
webcatで検索するといくつかの大学の図書館で所蔵している。ゆにかねっとで検索しても数件の公立図書館で所蔵がある。
国立民族学博物館ビデオテーク
http://htq.minpaku.ac.jp/databases/videotheque/index.jsp?BACK=http://www.minpaku.ac.jp/menu/database.html&HEADER=false
「ネパール」で検索するといくつかヒットします。民族学博物館で見れるし、在庫があればミュージアムショップでビデオを購入することも可能。
ミュージアムショップのWEBショップもあるので、そこから購入も可(1本3600円)。
https://www.senri-f.or.jp/wwb/html/products/list.php?category_id=21
ヴィジュアルフォークロア
http://www.vfo.co.jp/
映像人類学シリーズにインドラ・ジャトラなどいくつかネパールのものあり
グローバルリンケージ
http://www.dvd-train.com/india.html
http://www.glinkage.com/index.html
南アジア関連の映像資料あり、ただネパールのものはない?
Digital Himalaya(Film and Video from the Himalayas)
http://www.digitalhimalaya.com/collections/films/
日本賞 http://www.nhk.or.jp/jp-prize/index_j.html
かつてネパールの作品が受賞した事がありました。
BS世界のドキュメンタリー http://www.nhk.or.jp/wdoc/
ネパールの作品もあり。
4.その他ネパール周辺地域(チベット、ブータン、シッキムなど)
チベットの女 イシの生涯
http://www.bitters.co.jp/tibet/
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- 作者: ドキュメンタリー
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懐かしい未来:ラダックから学ぶこと
http://afutures.net/production/movie/movie_01.html
カラコルム/花嫁の峰 チョゴリザ
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?id=1648
オールド・ドック
http://www.filmex.net/2011/fc03.html
陽に灼けた道
http://www.focus-on-asia.com/entry/776

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【映画祭】
カトマンズでは不定期にいろいろな映画祭がある。ポスターなど張っていることが多いので注意していればみつかる。
- Kathmandu International Mountain Film Festival http://www.kimff.org/
- Nepal International Indigenous Film Festival http://ifanepal.org.np/archive/niiff-2011.html
- FESTIVAL OF SOUTHASIAN DOCUMENTARIES http://www.filmsouthasia.org/ この中の映画の一部をDVDにしたものがhimal booksで販売されている。
@日本
- ヒマラヤ国際映画祭 http://www.himalaya-japan.net/hfft10/ ヒマラヤ・アーカイブス・ジャパンが開いている映画祭。
- 国際交流基金 http://www.jpf.go.jp/j/culture/media/domestic/index.html アジアの映画の映画祭を開催している。
- 大阪アジアン映画祭 http://www.oaff.jp/index.html ネパールの映画が出品されることも。
【映像関連情報サイト】
- TIRAKITA http://www.tirakita.com/Movie_VCD_DVD2/DVD/dvd.shtml
- 旅行人 旅シネ http://www.ryokojin.co.jp/tabicine/index.html
- 特定非営利活動法人ヒマラヤ・アーカイブ・ジャパン http://www.himalaya-japan.net/index.html
- 国立民族学博物館映像資料目録データベース http://htq.minpaku.ac.jp/databases/av/movcat.html
- NHKアーカイブス http://www.nhk.or.jp/archives/ NHKの過去の番組(ドキュメンタリー)の場合はNHKアーカイブスで見られるようです。
- ツタヤ http://www.tsutaya.co.jp/index.html 在庫の検索、DVDの取り寄せ可。ただVHSは取り寄せ不可。
- ツタヤ 代官山店 http://tsite.jp/daikanyama/ 洋画の品揃え豊富。市販されていなくてもここに行きDVDに焼ける映画もあるそう。在庫の有無はお店に直接電話すると遠方からも確認でき、焼いたものを発送してもらうこともできるそうです(2015.2 店員さんに確認)。
- DMM.com http://www.dmm.com/
- ふや町映画タウン http://dejan.dyndns.tv/f_eigatown/ 京都にあるマニアックなレンタルビデオ店。古い洋画の品ぞろえが豊富。経営危機にあるらしい。
- ハリウッドビデオ http://www.hollywood-yokohama.com/ 横浜にある品ぞろえの多いレンタルビデオ店。
- 東京国立近代美術館フィルムセンター http://www.momat.go.jp/FC/fc.html 「カトマンズの男」「カトマンズの恋人」のパンフなど所蔵あり
- ドリパス https://www.dreampass.jp/ リクエストの多い過去の映画を上映するというシステム、ネパール関連のものも?
- You tube http://www.youtube.com/ nepalとかネパールで検索すると個人が撮影した映像や日本の過去のテレビ番組などがいくつかヒットする。
- Mila Productions http://www.milaproductions.com.np/ ネパールの映画制作会社
- Indigenous Film Archive (IFA) http://www.ifanepal.org.np/
- Nepali Movies http://www.nepalimovie.org/ ネットを通して見れるものも。
- Nepalese film (the Internet Movie Database) http://www.imdb.com/country/np
【リージョンコードについて】
日本とネパールはリージョンコードが違うので、すべてのリージョンが見れるタイプ(リージョンフリー/マルチリージョン)のDVDデッキ、パソコンのソフトでないとネパールで購入したDVDを日本で見ることはできないので注意。パソコンはリージョンコードの変更ができるが通常回数が限られる。リージョンフリーのデッキはアマゾンなどで検索すると見つかる。
アマゾン DVD/ブルーレイの仕様 http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?ie=UTF8&docId=174752
wiki リージョンコード http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89
教えてgoo リージョンコードの変更 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/700878.html
追記 最近のネパールで製造されたDVDには日本の普通のデッキでそのまま再生できるものもあります。その場合はパッケージに"This DVD is compatible with all DVD players & PCs."と表記されているようです(2014.8)
本・新聞−ネパールの音楽など
※ネパールの音楽については門外漢のため、不十分な知識で自らの備忘録のような形で書いております。あしからず。
ネパールで音楽というと、ヒンディー映画や音楽(映画や衛星放送で見る)が強くて、でもネパールの映画(少ない)や音楽もあってどちらも共存している感じ。ちょっと聞くと両方似ている気がするが、前者はテンポが速く、後者はゆっくりな傾向があるような。どちらも歌と踊りが切り離せないものでミュージカルというか、踊りながら歌うみたいなのが多い。これら二つは二大勢力なのか、バスとか公共交通機関で大音量で流されていることが多いので庶民レベルの生活をしていると否応なしに耳にする。テレビでもネパールローカルチャンネルはミュージックビデオを流している時間が結構長いのでテレビを見ていてもよく聞くことになる。いわゆる洋楽(80年代の洋楽やメタルが多い気がする)も都市ではある程度一般的でラジオで流れたり外国人向けのバーで演奏されたりする。旅行者の多いタメルなどではヒッピーやラスタ、テクノやトランスを好む外国人がみられるが、ネパール人の間ではそういうカルチャーはあまり一般的ではない。あと、シタールとか北インドの音楽に近いものをやっている人達もいる。インドの映画や音楽の影響が強いせいか、かつて東アジアや東南アジアで日本の音楽が受容され、最近はK-popブームという経緯があるけど、ネパールではそれらはそれほど見られなくて、K-pop探せばあるかな、という程度(冬ソナのネパール語吹き替えはかつてテレビでやっていたが音楽はそれほどではない)。日本や韓国など東アジアの国と違い、クラシックはほとんど入ってきていない。
ネパールの音楽は民謡的なもの、北インドと類似しているもの、ラマ教などチベット仏教関連のもの、バンドっぽいもの、ヒップホップみたいなものなど。楽器はシタールとかサーランギとかある程度インドとかぶるものとギターとかドラムとか日本やほかの国にもあるようなものなど。民謡的なものはお年寄りにも幅広く人気だけどバンドやヒップホップは若者人気が高い。
歌垣も結構一般的らしく、一般人が楽しんでやりあうこともあるし、テレビでやっているのを放映しているときもある。全ての民族がやるわけではなく、元々丘陵部に住んでいたライ、リンブー、マガールなどがやる(川喜田二郎の本にも散見される。)
ダリット(アウトカースト)のダマイが儀礼のときに演奏する(収入の一部となる)とか、ガイネ(ガンダルバ)が流しで演奏して歩いて収入にするとか、カーストと関わっていることが多い。外国人旅行者が儀礼に遭遇することはあまりないが、結婚式なら遭遇しやすいかも。3月ごろネパールに行くと結婚式のパレードに遭遇することが多いが、そこで演奏している人達も基本的にはダマイの人たち。ただ比較的新しい若者のヒップホップとかチベット系の音楽はカーストとはあまり関係なく、音楽関係者全員がダリットというわけではない。
個人的にはヒンディー映画の音楽やネパールの若者向けの音楽よりも、ガイネの音楽、特に生演奏が好きです。騒がしくないし、若者の音楽にありがちな「俺ってかっこいいだろう」「私ってきれいでしょ」という感じがなくて安心して聞ける。インストが多いようで、ネパール独特の歌い方を聞かないですむ。いい意味でネパールの素朴な感じがでていて。ただ、ガイネはラジオやテレビ、CDなどの普及でだんだん生業として成り立たなくなってきているらしく、ネパールに住んでいてもなかなかお目にかかれなくなってきていて残念。カトマンズのCD屋さんで探せばガイネのCDもあるのですが、生演奏に比べるとやっぱり劣ってしまうと思う。
あと、ネパールでよく思うのは騒音の感覚が違うということ。音楽を聴くときに音量を大きくしているのは周りにも聞かせてあげている(いいことをしている)という解釈らしく、バスなどで大音量で音楽が流れていることが多いし、隣の部屋から、家から大音量の音楽が流れてくることもしばしば。携帯でヘッドホンをつけずに音楽を聴いている人も少なくない。外国人は寛大な心をもつしかないのかな。車通りの多い道はクラクションの音が絶えないのはなんとかならないのかな。ノイズを楽しめるレベルじゃないので。ほんとに。
【文献】
文献についてはこちらが詳しいです→http://music.geocities.jp/bhaanchaa/sankou

ミュージックギャラリー(31)ヒマラヤの楽師たち (music gallery)
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- 作者: 熊谷圭知,西川大二郎
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- 作者: 藤井知昭,馬場雄司
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国際理解に役立つ 世界の民族音楽〈3〉南アジアと中央アジアの音楽
- 作者: 若林忠宏,こどもくらぶ
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- 作者: 大アジア虚栄圏同盟
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これら以外に日本語の論文、英語の文献や論文もあります。必要に応じて各自検索、入手してください。
【CDとDVD】
ネパールではいわゆる民族音楽とかワールドミュージックというくくりはしないが(当たり前か)、日本でネパール関連のCDを探そうとするとそういうくくりのものがほとんど。ネパールのいろいろなジャンルの音楽のそれぞれのミュージシャンのCDがほしければmp3を探してダウンロードするか、ネパールで直接買うしかないのかな。apple storeにはネパール音楽のアプリもあるので(英語)そこで聞くことも可能。あるいはyoutubeで探すとか、ustで配信しているラジオ局もあるので、そこで聞くとか(ラジオについては別エントリー参照)。

ネパールのフォークソング(民謡)と宗教音楽 (Folk Songs & Sacred Music from Nepal)
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- アーティスト: 民族音楽
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- アーティスト: 民族音楽,カマラ・スタピット,ナラヤン・ラヤマジ,デブ・バハードゥル・グルン,ラメシュ・カジー・タムラカール,カルカ・バハードゥル・ブダ,ヌチェ・バハードゥル・ダンゴル,ケール・バハードゥル・ラマ,ジャングリー・ビスワカルマ
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小泉文夫 没後20周年 メモリアル企画 小泉文夫の遺産~民族音楽の礎~
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【資料を所蔵しているところ】
- ナクソス・ミュージック・ライブラリー http://ml.naxos.jp/ 世界中の音楽が聴ける配信サイトなのですがクラシックが主で「ネパール」で検索してもあまりヒットせず。
- 国立民族学博物館 音響資料目録 http://htq.minpaku.ac.jp/databases/av/audcat.html 「ネパール」などキーワードで検索。
- 小泉文夫記念資料館 http://www.geidai.ac.jp/labs/koizumi/ ネパールの資料もあり。
- Digital Himalaya (Music and Audio from the Himalayas) http://www.digitalhimalaya.com/collections/music/
- Janis http://www.janis-cd.com/ 品ぞろえ豊富なレンタルCD店。探せばネパールのものも?
- K2 RECORDS http://k2records.jp/ 上に同じ。
- NHKラジオ第1 地球ラジオ http://www.nhk.or.jp/gr/oto/index.html 世界音の旅でネパールのものもあり
【関連サイト】
- サーランピー インド民族楽器サーランギ製作blog http://www.voiceblog.jp/saran-p/
- ガイネの音処 http://www5f.biglobe.ne.jp/~gainenonedoko/index.htm
- コイズミ http://www.koizumigakki.com/ 民族楽器専門店
- ぱんちゃねっと http://music.geocities.jp/bhaanchaa/indexNomal.html
- はじめてのワールドミュージック (βべーた) http://www.hajiwaru.jp/
- シタール・サマージュ http://www15.ocn.ne.jp/~sitar/index.html ネパール人シタール奏者のサイト
- プルニマ通信 http://www.mars.dti.ne.jp/~mica-har/purnima/
- 天空の舞い http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/2941/
- Sur Sudha http://www.sursudha.com/ 有名なミュージシャン
- KUTUNBA http://www.kutumba.com.np/ ミュージシャン
- Prasant Tamang http://prasanttamang.blogspot.com/インディアンアイドルで優勝
- bobin and the mantra http://www.monsoonrecord.com/mantra.html ネパール人と日本人のバンド
- Upendra and Friends http://www.facebook.com/pages/Upendra-and-friends/234119343295354 フジロックに出演。
- チョウタリ(パンチャラマ)http://www.chautari.jp/index.htm
- 音や金時 http://www2.u-netsurf.ne.jp/~otokin/
- 民族音楽センター http://www.musiqageet.com/
- HBC94FM http://hbc94fm.jp/
- UR http://u-r.jp/
- Nepali songs@ Nepali songs TV http://nepalisongs.tv/ ネパール人に人気?
- Free Nepali songs, MP3 http://www.songsnepal.com/ ネパール人に人気?
- Music Nepal http://www.musicnepal.com/
- Nepal Music Center http://www.nepalmusiccenter.com/index.php 楽器などを習うコースもある。
- Nepali Music http://itunes.apple.com/jp/app/nepali-music/id463395900?mt=8 ネパールの音楽が聴けるアプリ
- iNepali Music http://itunes.apple.com/jp/app/inepali-music/id464585848?mt=8
- Nepali National Anthem https://market.android.com/details?id=com.sanjaal.android.nepalianthem&feature=search_result#?t=W251bGwsMSwxLDEsImNvbS5zYW5qYWFsLmFuZHJvaWQubmVwYWxpYW50aGVtIl0. ネパール国家のアプリ
- Nepali National Anthem https://market.android.com/details?id=com.technoguff.nepalianthem&feature=search_result#?t=W251bGwsMSwxLDEsImNvbS50ZWNobm9ndWZmLm5lcGFsaWFudGhlbSJd ネパール国家のアプリ(上記のものとは作成者が別)
これ以外にもyoutubeで検索すれば演奏が見れるものもあり。アマゾンでダウンロードできるmp3もあり。楽器やCDもヤフオクやアマゾン、雑貨屋(別エントリー参照)などで売られていることもあり。ネパールフェス(別エントリー参照)でも演奏されることがあります。
その他−美術館・博物館
■ネパール関連の美術館・博物館@日本
国立民族学博物館(大阪)
http://www.minpaku.ac.jp/
色々な国の展示に混じって、かつてカトマンズで走っていたビクラムテンプ―などネパールのものの展示があります。ミュージアムショップにはネパールを含めた世界中の色々なモノや民族学、人類学関連の本が売られています。個人的にはマーダルをつくる工程のビデオが地味なのにすごいのでおすすめ。
福岡アジア美術館(福岡)
http://faam.city.fukuoka.lg.jp/home.html
ネパールのアーティストが来日したりする。
ミティラー美術館(新潟)
http://www.mithila-museum.com/
インドとネパールの国境のあたりに住んでいるマイティリーの人たちのミティラーアートが見れます。地震で一時閉館していたが復活したよう。
リトルワールド(愛知)
http://www.littleworld.jp/
ネパール仏教寺院など屋外の展示が充実。
JICA地球ひろば(東京)
http://www.jica.go.jp/hiroba/
美術館でも博物館でもないが、ネパール関連のものが少しあったり催しが開かれたりする。
武蔵野美術大学 民俗資料室
http://www.musabi.ac.jp/folkart/index.html
ここには主として一般の民衆が日々の暮らしの中で生み出し、使い続けてきた暮らしの造形資料(いわゆる民具)が9万点余り蓄積されています。海外資料のなかには、ネパールの民具(約2700点)を中心に中国、台湾、東南アジア、インド、アフリカ関係の若干の資料を含めて合計3500点ほどがあります。
アジア民族造形館(岩手)
http://www.vill.noda.iwate.jp/asia/index.html
アジアの仏像、布などに混じり、ネパールのマニ石がある。
咲くやこの花館(大阪)
http://www.sakuyakonohana.com/
熱帯から乾燥地帯、高山、極地圏までの、地球上の様々な気候帯に生育する植物を栽培展示している日本で最大の温室。ネパールの青いケシもみられる。
■ネパールにある美術館・博物館
Nepal National Ethnographic Museum
http://welcomenepal.com/
ツーリズムボード内にあり。ネパールのいろいろな民族衣装などが見れる。
National Museum of Nepal(Kathmandu)
http://en.wikipedia.org/wiki/National_Museum_of_Nepal
公式サイトみつからずwiki。
Internatinal Mountain Museum(Pokhara)
http://www.geocities.jp/Takehana056138/Museum/pokhara_museum.html
公式サイトみつからず、個人のサイト。
美術館・博物館一覧
http://www.nepaltourism.info/nepal_museums.html
ポカラ周辺の博物館一覧(アンナプルナのトレッキングルートの博物館など)
http://www.nepalitimes.com/issue/255/Review/536
Japanese scholars studies in Nepali studies
Kawakita, Jiro
Professor emeritus at the Tokyo Institute of Technology
Magar
He passed away in 2009.
"The hill Magars and their neighbours" Synthetic Research of the Culture of Rice-cultivating Peoples in Southeast Asian Countries III ; edited by Kawakita Jirō 1974, Tokyo : Tokai University Press , c1974

- 作者: 川喜田二郎
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1997/06
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Takayama, Ryuzo
a former professor of Kyoto Bunkyo University
Nepal, Tibet
Nepal Photo Database
http://htq.minpaku.ac.jp/databases/nepal/index-eng.jsp?INDEX=./index-eng.jsp&BACK=../database.html&HEADER=false

- 作者: 高山龍三
- 出版社/メーカー: 日中出版
- 発売日: 1990/01
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Iijima, Shigeru
a former professor of the Tokyo University of Foreign Studies
Thakari, Karen(Thailand)

ヒマラヤの彼方から―ネパールの商業民族タカリー生活誌 (NHKブックスカラー版 (C21))
- 作者: 飯島茂
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 1982/12
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Ishii, Hiroshi
Professor emeritus at the Tokyo University of Foreign Studies
Newar, Nepali Language
http://kaken.nii.ac.jp/en/r/90014513

Nepal: A Himalayan Kingdom in Transition
- 作者: Pradyumna P. Karan,Hiroshi Ishii
- 出版社/メーカー: United Nations Univ
- 発売日: 1996/06/01
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- 作者: 石井溥
- 出版社/メーカー: 大学書林
- 発売日: 1986/02/01
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- 作者: 石井溥,山本真弓,橘健一,ケシャブ・L.マハラジャン,伊藤ゆき,K.L. Maharjan
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2005/07
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ヒマラヤの「正倉院」―カトマンズ盆地の今 (historia)
- 作者: 石井溥,大村次郷
- 出版社/メーカー: 山川出版社
- 発売日: 2003/05
- メディア: 単行本
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Kano, Katsuhiko
Professor emeritus at Kanazawa University
Himalaya Sherpa Tourism
http://read.jst.go.jp/public/cs_ksh_008EventAction.do?action4=event&lang_act4=E&judge_act4=2&knkysh_name_code=1000020387
Yasuno, Hayami
Yamaguchi Prefectural University
The Masta Cult of Western Nepal
http://read.jst.go.jp/public/cs_ksh_008EventAction.do?action4=event&lang_act4=E&judge_act4=2&knkysh_name_code=1000215770

西ネパールの憑依カルト―ポピュラー・ヒンドゥーイズムにおける不幸と紛争
- 作者: 安野早己
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2000/05/01
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Kobayashi, Shigeru
Osaka University
Geography ,Human geography ,Cultural anthropology/folklore studies
http://www.let.osaka-u.ac.jp/geography/member/kobayashi.html
http://read.jst.go.jp/public/cs_ksh_007EventAction.do?action4=event&lang_act4=E&judge_act4=2&knkysh_name_code=1000041815
Minami, Makito
Associate Professor of National Museum of Ethnology
Magar
http://www.minpaku.ac.jp/english/staff/minami/
Nawa, Katsuo
Associate Professor of the University of Tokyo
Byans
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/eng/faculty/prof/nawa.html

ネパール、ビャンスおよび周辺地域における儀礼と社会範疇に関する民族誌的研究―もうひとつの「近代」の布置
- 作者: 名和克郎
- 出版社/メーカー: 三元社
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Fujikura, Tatsuro
Associate Professor of Kyoto University
Kamaiya
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/asia/renkan/fujikura/index.html

- 作者: アルジュン・アパドゥライ,藤倉達郎
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2010/06/13
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Sato, Seika
Associate Professor of Teikyo University
Yolmo
http://www.e-campus.gr.jp/staffinfo/public/staff/detail/216
Yamamoto, Mayumi
Associate Professor of Yamaguchi University
Area Studies (South Asia),Global Communication, Minority, Language-community
http://read.jst.go.jp/public/cs_ksh_008EventAction.do?action4=event&lang_act4=E&judge_act4=2&knkysh_name_code=1000185787

- 作者: 山本真弓
- 出版社/メーカー: 春風社
- 発売日: 2002/11
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ネパール人の暮らしと政治―「風刺笑劇」の世界から (中公新書)
- 作者: 山本真弓
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1993/10
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Mikame, Kiyotomo
Professor of Iwaki Meisei University
Linguistics ,Cultural anthropology/folklore studies ,Sociology
http://read.jst.go.jp/public/cs_ksh_008EventAction.do?action4=event&lang_act4=E&judge_act4=2&knkysh_name_code=1000120135

- 作者: 三瓶清朝
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 1997/12/15
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Kiryu,Karuyuki
Professor of Mimasaka University
Tibeto-Burman languges spoken in Nepal, Newar (नेपाल भाषा) and Meche (मेचे).
http://wamakidoujiten.mimasaka.jp/kiryu/
http://researchmap.jp/read0057614/?lang=english
https://twitter.com/thangnaichai
Watanabe, Kazuyuki
Lecturer of Ritsumeikan University
Grung
http://kaken.nii.ac.jp/en/r/40469185

- 作者: 渡辺和之
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2009/02/27
- メディア: 単行本
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Tachibana, Kenichi
Lecturer of Ritsumeikan University
Chepang
http://kaken.nii.ac.jp/en/r/30401425
[rakuten:book:13197813:detail]
Uesugi, Taeko
Lecturer of Senshu University
Gurkha
http://kaken.nii.ac.jp/en/r/90260116
Habazaki, Makiko
Lecturer of Yamagata University
Cultural Anthropology, family relationship, South-Asia, Eco-tourism
http://read.jst.go.jp/public/cs_ksh_008EventAction.do?action4=event&lang_act4=E&judge_act4=2&knkysh_name_code=5000068712
Masaki, Katsuhiko
Associate Professor of Seisen University
Development Studies
http://kaken.nii.ac.jp/en/r/30365837
http://www.seisen-u.ac.jp/campus/03support/02data/02_05masaki.html

Power, Participation, and Policy: The Emancipatory Evolution of the Elite-Controlled Policy
- 作者: Katsuhiko Masaki
- 出版社/メーカー: Lexington Books
- 発売日: 2006/11/30
- メディア: ハードカバー
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Yamamoto, Yuji
Professer of Osaka International University
Cultural anthropology/folklore studies, Slum-dwellers
http://read.jst.go.jp/public/cs_ksh_008EventAction.do?action4=event&lang_act4=E&judge_act4=2&knkysh_name_code=1000365213
Keshav Lall Maharjan
Professor of Hirosima University
agricultural economy
http://home.hiroshima-u.ac.jp/mkeshav/index.html
Keiko Yamanaka
Lecturer of University of California
transnational migration and social transformation in Japan, including Japanese Brazilians and unauthorized Nepalese
http://www.keikoyamanaka.info/
Kobayashi, Masao
Professor of Toyo University
Human geography
http://read.jst.go.jp/public/cs_ksh_008EventAction.do?action4=event&lang_act4=E&judge_act4=2&knkysh_name_code=1000168829
Morimoto, Izumi
Associate Professor of Meiji Gakuin University
Nepalese studies, geography
http://read.jst.go.jp/public/cs_ksh_008EventAction.do?action4=event&lang_act4=E&judge_act4=2&knkysh_name_code=1000301954
Matsuyama, Akiko
Professor of Nagasaki University
Public health
http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/mph/entrancehope/teacher_n_16.html
http://researchmap.jp/read0147490/?lang=english
Jimba, Masamine
Public health, Health science
Professor of The University of Tokyo
http://researchmap.jp/read0103666
Ito, Kasumi
Forestry/forest engineering
Associate professor of Nagoya University
http://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/view/html/100002474_en.html
Yamaguchi, Shinobu
Buddhist Studies
Professor of Toyo University
http://bunbun.toyo.ac.jp/intetsu/STAFF/yamaguchi.htm
Most of Japanese scholars contributed articles to these books.

Nepalis Inside and Outside Nepal: Social Dynamics in Northern South Asia
- 作者: Hiroshi Ishii,David N. Gellnar,Katsuo Nawa
- 出版社/メーカー: Manohar Publishers and Distributors
- 発売日: 2007/12/01
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Political and Social Transformation in North India and Nepal
- 作者: Hiroshi Ishii,David N. Gellnar
- 出版社/メーカー: Manohar Publishers and Distributors
- 発売日: 2007/12/01
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"Studies in Nepali history and society." Mandala Book Point
http://www.mandalabookpoint.com/
JICA図書館 国別医療情報 ネパール医療情報
JICA図書館 国別医療情報 ネパール医療情報
https://libportal.jica.go.jp/fmi/xsl/library/public/data/MedicalInformation/EastSouthAsia/Nepal.pdf
をhtmlにして以下に張り付けました(内容は全く変更していません)
ネパール医療情報
以下は必ずしも最新の医療事情ではありません。詳細(特に緊急時対応や予防薬の 服用方法など)については現地医療事情に詳しい医療専門家から常に最新のアドバ イスを受けるようにしてください。
最新更新履歴:2010 年 4 月 26 日更新
1.赴任前の準備
(1)予防接種
入国に際して法的に義務づけられているものはないが、A および B 型肝炎(ワクチン)、破傷風、日本脳炎、狂犬病の予防接種を受けて赴任することが望ましい。小児の BCG、3 種混合、ポリオ、麻疹などの予防接種は日本で受けてから赴任することが望ましいが、現地でも可能である。接種時期・回数・種類についての記録を持参し、現地医師と相談して接種する。腸チフスが頻発しているので、現地で赴任後すぐにワクチンを接種することを勧めている。また、流行性髄膜炎が流行することがあるため、赴任前に医師に相談するとよい。
(2)その他の準備 赴任前には健康診断を受けておく。 眼鏡はネパールで作ることも可能であるが、より精巧なものを望むのであれば、日本から持参したほうがよい。コンタクトレンズは、予備も含めて日本から携行したほうがよい。コンタクトレンズ付属品(保存液・洗浄液)の購入は可能であるがソフトレンズに限る。 歯科治療は赴任前に時間の余裕を持って済ませておくことが望ましい。 持病のある人は治療薬の携行を忘れないこと。また、英語での薬品名(商品名および成分名)を調べておくことが重要である。また、定期的に受診が必要な検査等あれ ば、主治医に英文紹介状を作成してもらい持参する。経口医薬品は、ネパール製品 とインドからの輸入薬品と大きく 2 種類あるが、インド製品が市場の多くを占めており、 入手できる薬品に関してはインドで入手できる薬品にほぼ準ずる。現在、または過去 にアレルギーの既往がある人は、体質に合う医薬品を必ず携行すること。
2.医療事情
(1)医療機関
日本人が利用するのはカトマンズ市内の一部の病院と私立クリニックに限られている。政府系の病院は衛生管理や物品管理がよくない上に大変混雑するため、日本人には向かない。最近は設備の整った私立クリニックが急速に増えてきているが、こちらもよい医師を指名して受診するほうがよい。日本と違って医師の指名ができること、医師の指示がなくても個人で検査ができることなど便利な面もある。
かつてはインドの大学を卒業した医師が主流であったが、最近は欧米や日本の医学部を卒業した医師も少しずつ増え、活躍している。先端医療への関心は高く、先進国並みの機器も導入されつつある。ただし、各医師の技術レベルは著しく異なり、看護スタッフ、検査技師の水準は低いため、全体の信頼性には欠ける。また、医療スタッフの入れ替えが激しいため、「この病院なら常に安心」ということはない。外国人向けクリニックと信頼関係を築き、かかりつけの医師が異動した場合は他病院を紹介してもらうのが無難である。入院には個室を勧める。病院食のサービスはないので病院内の食堂に直接注文するのだが、高脂肪・高塩分のネパール、インド系の食事が中心であり、病気のときに、日本人には食がすすみにくいであろう。よって毎食、家庭で作った物を持ち込むのがいいであろう。
日本人が利用している医療機関は次のとおりである。受診前に医師や診療時間を確認したほうがよい。
<クリニック(外来診療のみ)>
Nepal International Clinic
(ネパール・インターナショナル・クリニック) 所在地:Lal Durbar, Kathmandu
電話:01-4434642、01-4435357
FAX:01-4434713
Website:http://www.nepalinternationalclinic.com/
E-mail: naxal@wlink.com.np
受診時間:9 時-17 時(13-14 時昼休み)、土曜日は急患とワクチン接種のみ受付 診療科目:内科、小児科、皮膚科。産婦人科。検査のみも可。尿・便検査は 15〜
30 分、血液検査は 30 分〜半日を要する。レントゲンは通電時間帯のみ 可(雨季の計画停電時は注意)。
備考:主にアメリカの医師免許を持つ Dr.バスネットとイギリスの医師免許を持つ Dr.ポカレルが診療。Dr.バスネットは高山病のスペシャリストであり現地の風土病にも詳しい。Dr.ポカレルは皮膚科医。
CIWEC (シーウィック)Clinic 所在地:, Lainchaur, Kathmandu 電話:01-4424111
FAX:01-4412590 受診時間:土、日休診 診療科目:内科、小児科、婦人科、精神科も期間限定で診察あり。医師はアメ リカ人(診療日は要確認)
Website:www.ciwec-clinic.com
E-mail:ciwecclinic@mail.com.np
備考:要予約。欧米人医師と現地医師での診察。Mrs.クシュマ は日本語での通訳可能。平日 13 時〜17 時までの勤務。建物は 3 階建てで、1,2 階が CIWEC クリニック。1 階はレセプション、小児用プレイルーム、救急外来、ラボラトリー、レントゲン施設あり。2 階は婦人科診察室、一般診察室、小児科診察室、患者観察室あり。
Family Health Clinic
所在地:Natole, Pulchowk, Lalitpur
電話 :01-5534677
診療科:歯科
診療時間:8 時-20 時(12-14 時昼休み)。要予約。レントゲン施設あり。
備考:医師は 2000 年に北海道大学歯学部卒業。日本で医師免許を取得。医師の姉も大阪歯科大学にて歯科衛生士の資格を取得。現在は 2 人で治療に当たっている。外国人料金なし。ほぼ毎日予約で詰まっているが緊急時は即時対応してくれる。
City Dental Care Center 所在地:Kanthipath,Kathmandu 電話 :4246885、4222441 診療時間:11 時−7 時 日〜金(予約が望ましい)
診療科目:歯科
備考:日本から治療の為に(日本に比べ安
価の為)来ネパールする人もいる歯科医院。一人一人の医療データは全てデジタルカメラにて撮影し保管。
Dr.Rakesh Clinic (耳鼻咽喉科) 所在地:Maiti Ghar, Kathmandu 電話: 01-4263701
診療時間:日〜金までの 17 時以降要予約。 予約するとすぐに診察してくれる が、診察料は高い。
KOPILA – The well baby Clinic
所在地:Pulchowk,Patan
電話: 01-5542767, 01-5551109
URL:http://www.kopilaclinic.com
E-mail:info@kopilaclinic.com
診療時間:11 時-19 時 (医師の在室時間
11 時-12 時、16 時-18 時)
診療科目:小児科 14 歳まで対象
備考:初回に診察等の目的がなくても 690 ルピーで登録しておくと夜間緊急時にも対応してくれる。また、独自の小児記録ノート(日本の母子手帳内容に該当する記録)も登録時に配布される。勤務スタッフ全員 英語が堪能、対応も非常に丁寧。ワクチンやネパールでは入手できない座薬についても個人で輸入(Glaxo 製ニュージーランド産)している。予防接種日が近くなると電話で連絡してくれる。栄養士による、離乳食の指導もある。
<一般病院>
B&B Hospital (私立病院)
所在地:Gwarko-Satdobato
電話:01-5531930、01-5531933、01-5533206
FAX:01-5528526
診療時間:外来は各医師で診察日、日時が異なる。予約したほうがよい。土曜休み。
診療科目:外科、泌尿器科、整形外科、産婦人科、内科、耳鼻科、救急外来。
備考:1997 年に設立された私立病院。外国人料金 35 米ドル。衛生管理と入院設備は比較的整っている。個室 50〜70 米ドル。CT スキャンもあり、夜間救急や外傷時の診察に適している。整形外科、外科・泌尿器科、婦人科などの評判が良い。
Kathmandu Model Hospital (カトマンズ・モデル・ホスピタル/私立病院) 所在地:Bagbazar, Kathmandu
電話:01-4232323
FAX:01-4256917
診療時間:外来 8 時-18 時半(13 時-15 時半昼休み) 土曜休み。
診療科目:外科、脳神経外科、整形外科、内科、歯科、産婦人科。
備考:脳神経外科に日本の医学部を卒業した医師がいる。日本語が流暢で一般診療にも応じてくれる。入院設備あり(個室あり)。病院の建物は古いが衛生管理は比較的よい。
<総合病院>
Norvic Escorts International Hoapital
所在地:Thapathali の橋の東側 国立 Maternity Hospital の前 電話:01-4258553、01-4258554
Fax:01-4219686
Website:www.norvichospital.com
E-mail:heart@norvic.wlink.com.np
診療時間:日〜金 8 時〜8 時 基本的には予約制であり受診前要確認。
診療科:循環器科 脳神経内科 産婦人科 放射線科 外科 泌尿器科 内科 整形外科 眼科 歯科 皮膚科 小児科 耳鼻咽喉科 脳外科 脳内科 放
射線科 精神科 麻酔科
備考:循環器専門病院。心臓カテーテル治療、冠状動脈血管造影、CCU 完備。
Dr.Rawat (インド人医師)はアメリカで心臓血管治療技術を取得。日平均 2 件はカテーテル検査を行っており腕はよい。また治療方針もしっかりしており、治療に際しては問題ない。日本語が堪能な心臓内科医も勤務している。曜日・診察時間はその都度電話して確認したほうが良い。
Tribhuvan Univ. Teaching Hospital(トリブバン大学付属教育病院) 所在地:Maharajganj, Kathmandu
電話:01-4412505、01-4412707(救急外来 412808 ) 診療時間:プライベートクリニックは日〜木 午後 3 時半〜
祭日及び金午後 1 時半〜 (要予約) プライベートクリニック予約電話 4413917 診療科目:外科、脳外科、心臓外科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、歯科、内科、産婦人科、泌尿器科、皮膚科、精神科、放射線科、救急外来。
備考:日本で研修を受けた医師、看護婦、検査技師がいるが、日本語は十分ではない。入院は ICU にのみ可。外国人の治療費および入院費は通常の 3 倍。
個室 70 米ドル。日本の援助で造られたので建物は立派だが管理はずさん。
休日、夜間診療に応じてくれる。
Om Hospital (オーム病院)
所在地:Chabahil, Kathmandu
電話:01-4476244、01-4476255、01-4466178、01-4466179、
Fax::01-4466128
E-mail:omhrc@wink.com.np
診療科:産婦人科 放射線科 外科 泌尿器科 内科 整形外科 眼科 歯科 皮
膚科 小児科 耳鼻咽喉科 精神科 International Clinic(特別外来) とし
て外国人専用に窓口あり。直)01-4482946 に連絡をとり予約を取る。
外来診療費:特別外来 US$ 20(相当のネパールルピーで支払う)
ベッド数:225 床
入院個室料金:8,000Rs(トイレ、キッチン、付添い人待機室付、AC/衛星テレビ完備) トイレ付のみ個室もあり
検査可能項目:一般検査 心電図 CT エコー 内視鏡
備考:朝夕診療あり。信頼の置ける産婦人科医(女医)も勤務している。医師を指名して受診可能
Patan Hospital(パタン病院)
所在地:Lagankhel, Patan
電話:01-5522266、01-5522278、01-5521034、01-5521048
FAX:01-5422559
診療時間:プライベートクリニックでは医師により診察時間が異なるため受診時要確認
診療科目:外科、内科、産婦人科、小児科、救急外来、歯科
備考:ミッションの NGO がサポートしており欧米人医師がいる。建物は簡素だが衛生管理は比較的良好。入院可。個室 22〜35 米ドル。
<地方病院>
ポカラ Fewa City Hospital & Research Centre (私立病院)
所在地:Srijana Chowk ポカラの町の中心にあり
電話:061-22849, 061-32685
E-mail:fewacity@yahoo.com
診療科:内科、外科ともに診療可能だが流動的なので診療日など要確認。一般検査、レントゲン、エコー検査可能。
(2)緊急時の対応と措置
カトマンズ市内の次の機関は救急車を備えているが、在留日本人の多くは自家用車かタクシーを利用している。
B&B Hospital
所在地:Gwarko-Satdobato
電話:01-5531930、01-5531933
Norvic Escorts Intenational Hospital
所在地:Thapathali の橋の東側 国立 Maternity Hospital の前
電話;01-4258554
Tribhuvan Univ. Teaching Hospital(トリブバン大学付属教育病院)
所在地:Maharajganj, Kathmandu
電話:01-412808(救急部門)
Patan Hospital(パタン病院)
所在地:Lagankhel, Patan
電話:01-522266、01-522286(救急部門)
Om Hospital( オーム病院)
所在地:Chabahil
電話:01-4476244~5, 01-4466178~9
カトマンズでは、ローカルのフライングドクターサービスはない。トレッキング中、高山病や外傷などで移送が必要な場合はトレッキングガイドを通じヘリコプターをチャーターする。また、医師の同行が必要な場合は自己交渉して同行を求める。インターナショナル SOS 社の取り扱い旅行代理店はなく、シンガポールの SOS 社がネパール担当地域となっている。
<ヘリコプターチャーター依頼先>
コスモトレック
電話:01-416226、01-411437(AM10〜PM5)01-4371107(Res.大津氏)
Lama Adventure Treks & Expedtion
電話:01-4413959(Office)10 時〜5 時 土曜日休み
Santa Lama
携帯電話 9851023230 日本語可
P.K.Lama
携帯電話 9851027466
平均的なチャーター料金は 2500 ドル/hとなる。特に山岳地域によってはヘリコプターの大きさを選ぶ必要があるため、必要時必ずチャーターできるかは不確定。
KTM での交通事故時は OM 病院に搬送が基本だが、頭部外傷が予測される場合はモデル病院へ搬送する。
カトマンズ外での緊急の場合は応急処置のみ近隣の病院で受け、KTMへ早いうちに搬送する。Kaski 郡ポカラ地域では Fewa City 病院、中央部 Bhadrapur 地域ならB.P.Koirala Cancer 病院、Biratnagar など東部地域は Dharan の B.P.Koirala 病院がよい。救急車の手配が可能か確認し、ない場合には、タクシーまたは赤十字などで救急車をチャーターすることになる。
各病院に血液を保存している病院は数少なく、指定国公立病院のみである。よって輸血が必要な場合には、各地域の赤十字血液保存場所へ輸血依頼伝票を持って関係者が取りに行くことになる。保存している血液には限りがありほとんどが自給のため関係者で献血者を募る必要がある。新鮮凍結血漿、血小板、濃厚赤血球輸血などはその場で必要量採血してからの生成となるため受け取りまで 4 時間を要する。
ネパールでは、特にカトマンズの医療水準は高くなり、ほとんどの傷病に対して対応できるが、治療はよくても看護観察やケアには期待出来ない。その為、長期入院など状況によっては国外搬送が必要となることもある。
国内旅行中は、地域格差が大きいことを十分に留意し、近辺に相談または診療を頼める医師や医療機関があるか、カトマンズと連絡がとれるかを確認することが必要である。緊急事態が発生した場所の状況および症状などに応じて、利用する交通機関などを各自で判断し手配する必要がある。民間ヘリコプターも前記会社でチャ−ター手配可能であるが夜間は飛ばない。
3.医薬品、衛生用品
(1)携行することが望ましい医薬品
首都において調達も可能ではあるが、総合感冒薬、胃腸薬、解熱・消炎剤、ビタミン剤、便秘用医薬品、座薬、浣腸(小児用は特に必要)、虫刺され用医薬品、虫除けスプレー、消毒剤、傷薬、抗菌目薬、湿布薬など、さまざまな状況を想定して持参することが望ましい。特に、小児用の医薬品は日本から携行したほうがよい。
カトマンズの大気汚染は年々悪化しているため、現在アレルギーや喘息のある人、また既往のある人も常備薬を必ず持参すること。また花粉症もみられるが、予防対策グッズは入手できないため、持参することを勧める。
(2)現地で調達できる医薬品
総合感冒薬、湿布薬、アレルギー用薬剤を含む大抵の医薬品は調達可能である。
しかし、インド・ネパール製医薬品が多く、有効成分の含有量が多いことがあるので医師の指示により使用する必要がある。注射器、点滴セットなどはディスポ製品が薬局で容易に入手できる。妊娠反応キットも薬局で購入できる。
(3)現地で調達できる衛生用品
包帯、ガーゼ、絆創膏などは、品質を問わなければインド製ほか外国製品も最近は入手できるようになっている。生理用品も種類が増えている。タイ製などが市販されているが、品質と機能性を考慮すると携行したほうが安心である。
避妊具も質を問わなければコンドームなど容易に入手できるが、携行したほうが安心である
(4)薬局
ネパールでは、どの薬局でも処方箋は不要である。薬剤師は絶対数が不足していることから常駐しておらず大体どの薬局もトレーニングを受けた人が薬局を経営している。頭痛薬や下痢などの症状を伝えて薬を購入することは可能だが、英語が理解出来ても会話の出来ない店員が多いため、医師の診断を受けて処方された薬を用法、用量ともに正しく理解して服用することが重要である。また、薬の購入時は手渡された薬と有効期限を確認したほうがよい。
薬局は街のいたるところにあり、見当たらずに困るようなことはない。大きな病院、クリニック周辺には必ずある。店舗の規模はいろいろだが、購入者が多く、製品の回転が早そうな店を選んだほうがよい。最近はコンピューターで在庫管理している薬局もあり、レシートに有効期限が記されている場合もある。
Om Pharmacy
所在地:New Road New Road Gate のすぐそば
電話:4222644, 4244658
備考:ほとんどの医薬品は入手可能。カトマンズ内で在庫の少ないものも注文すれば早く対応してくれる。
Alka Pharmacy
所在地:Pulchowk, Lalitpur AlkaHospital 向かい、Saleways supermarket隣
電話:01-5535146
備考:在庫が豊富
4.妊娠、出産、育児
(1)妊娠した場合の対応
妊娠した場合は、評判のいい医師を選んで妊婦健診を行っている。妊婦健診は 9ヶ月にはいるまで 1 ヶ月に 1 回、9 ヶ月から 10 ヶ月に入るまで 2 週間に 1 回、10 ヶ月に入ってからは 1 週間に 1 回の間隔で行う。ネパールで、日本の母子手帳は入手できないため、妊娠した場合は日本にいる家族に入手してもらう必要がある。以前は正常分娩でも院内感染を防ぐため消毒した器具やゴム手袋を病院に持参していたが、現在は持参しなくても良い。
帝王切開などの異常分娩、早期産への対応も行われているが、あらかじめ異常がわかっている場合には帰国することが望ましい。分娩サービスは、個人クリニックでも提供しているが、妊娠経過が順調であっても出産時に異常となる可能性があること、新生児に異常が起きた場合を考えて日本での出産、または信頼のおける総合病院での出産を勧める。また、流産した場合も現地で処置を受けることが可能であるが、流産の徴候が認められ、移動可能な場合はやはり帰国するか、バンコクで処置を受けるほうが安全である。
(2)出産後の対応
出産後は日本と違い、正常分娩では1,2日程度、帝王切開では4,5日程度の入院期間である。産後の検診は、一般には出産後45日目に1回あるだけだが、病院によっては日本と同様に 1 カ月後に検診を指示される。
予防接種は現地でも受けられるが、ワクチンはインド製(先進国製を置いているクリニックもある)である。ポリオ、3 種混合は同時接種で生後 2 カ月、4 カ月、6 カ月目に接種するが、できれば一時帰国などを利用して日本で受けるほうがよい。BCG は生後すぐに接種されるため、不要な場合は出産前に伝えておく。
日本では接種しないHib(ヘモフィルスーインフルエンザb菌)や、肺炎球菌ワクチンの接種を勧められる。検診のできる信頼できる小児科も開院している。
(3)育児
質を問わなければほとんどの育児用品が入手できる。ピジョン、ジョンソン・エンド・ジョンソン社の哺乳瓶、離乳食用セット、ベビーシャンプー、ベビーパウダーは市内のスーパーマーケットで入手可能である。紙おむつ、はかせるおむつも各サイズ(男女別)入手できるが(タイ製、中国製が主流)、非常に高価で綿のおむつはない。おむつカバーは股上の幅の広いものしか入手できないため、持参したほうがよい。乳児用衣類も多種にわたって入手できるが、縫製に難があることが多い。
粉ミルクは 0 ヶ月用から入手できるが、混入物などが問題になることがあるため、日本かバンコクで購入したほうがよい。乳児用ベッド、沐浴用バス、歩行器、ベビーキャリーなど入手可能である。車用のチャイルドシートは交通事情を踏まえて持参すること。
母親からの免疫が切れる生後3 カ月から 1歳までの間は、特に衛生面に注意が必要である。授乳中の母親も乳腺炎にかかりやすい。乳児の受診の際、言葉の不自由さも加わって、医師の対応や治療などに違和感を覚えることがある。乳幼児の医学書を赴任時に持参するとよい。日本でかかりつけの病院があれば、医師と相談して持参可能な薬は携行することを勧める。また、小児用の市販薬品(特に解熱剤、座薬、浣腸、目薬)も携行したほうがよい。
先述のコピラクリニックは評判がよく、定期健診、予防接種から傷病発生時まで幅広く対応可である。
5.手術
(1)現地で可能な手術
手術は執刀医だけでなく、麻酔科の技術、放射線科の技術、検査室の能力、手術器具などを滅菌する機器と滅菌物の管理体制、術後の看護や栄養管理、輸血、その他病院スタッフ全体の衛生観念が問われることになる。これらの面から見て、現地での手術にはいまだ不安材料がある。緊急を要する事態でなければ帰国するか、バンコクの病院などで受けるほうがよい。
現地で行われている手術
<消化器外科>
胃切除術、胆嚢切除術(腹腔鏡下も行われる)、腸切除術
<一般外科>
乳房切除術、肺部分切除術、甲状腺摘出術
<泌尿器科>
腎結石・尿管結石除去術
<脳神経外科>
開頭術(血腫除去術、腫瘍摘出術)
<心臓外科>
開心術(心室・心房中核欠損の閉鎖術)
<整形外科>
各種骨折修復(結合)術、股関節(膝関節)置換術、椎弓切除術、切断術
<眼科>
白内障(超音波水晶体乳化吸引術、白内障嚢外摘出術、IOL 挿入術)、緑内障、
網膜剥離(硝子体手術)、斜視
<耳鼻咽喉科>
副鼻腔炎手術、中耳炎、扁桃腺摘出、咽頭がん
<産婦人科>
子宮・卵巣全摘出術(卵巣腫瘍、子宮筋腫、子宮がん)、帝王切開術
<皮膚科>
皮膚移植術、植毛術
結核やがんの病理診断技術は低いので、診断を受けたときは必ず信頼のおける病理医にも確認してもらうこと。できれば病理診断は日本で受ける方が望ましい。
(2)手術設備の状況
B&B Hospital、ノルビック病院、トリブバン大学付属教育病院、パタン病院は設備が整っている。空調設備があり、麻酔用ガスは中央配管、手術用可動式 X 線装置、電気メス、心電計、術後回復室、ICU などの設備がある。
トリブバンには脳外科・眼科・耳鼻咽喉科用手術顕微鏡、CCU もある。
(3)その他の留意点
輸血は通常、1 パックあたり 600 ルピー程度必要だがネパール赤十字社に家族、知人などが献血すれば、同量の血液が無料で入手できるシステムである。基本的に貯蔵している血液を受け取ると同量の血液を誰かが献血して返すことになる。血液検査の状況(HIV、B 型肝炎、梅毒の 3 点は行われているが、A、C 型肝炎は未検査)などを考慮すると、家族、知人などから直接供血を受けるのが無難である。手術の立ち会いはできない。
入院食はない。各自で病院内の食堂(ネパール食か洋食)に注文するか、外部から持ち込む。付き添いが必要である。
6.現地での傷病
(1)一般の疾病
ダニ、シラミ、ノミ、南京虫などによる虫刺されがある。水で煙や霧が出る薫蒸剤(「アースレッド」など)や、布団の下に敷く虫除けシートなどの持参を勧める。
眼病では流行性結膜炎があり、非常に伝染しやすいので要注意である。
消化器では回虫、蟯虫、鞭虫など寄生虫症がかなり多い。また原虫症(ジアルジア、アメーバ赤痢)による下痢もある。また、病原性大腸菌による下痢が多い。
雨季の間だけ発生するサイクロスポラ症(症状は下痢と全身倦怠感)が、外国人に流行している。
インフルエンザの流行もあるが、ウイルスの限定はできない。麻疹、風疹、水痘、おたふくかぜは毎年流行が聞かれる。
条虫にはいくつかの種類がある。
? 広節裂頭条虫:魚類(スズキ、カワアユ)に寄生。日本ではこれに類似する日本海裂頭条虫(マス、サケ等)が有名。一般的にサナダムシとして抱くイメージはこれから来ている。
? 有鉤条虫:前記のケースはこれに該当する。有鉤嚢虫症といい、豚肉を生殖することで感染する。インド、中国、中南米に多い。くれぐれも豚肉の生食はしないように。生焼け餃子の例もあった。
? 無鉤条虫:牛肉を生食することで感染する。
?はサナダムシが肛門からぶら下がって気がつくが、??ではそれがあまりない。また、?の場合は経口駆虫薬は使わない。
(2)風土病、感染症
伝染病にはコレラ、細菌性赤痢、アメーバ赤痢、腸チフス、パラチフス、ウイルス性肝炎(A 、B 、E 型)などがあり、4〜5 月ころの雨季に入るプレ・モンスーンの時期に発生しやすい。乾季には髄膜炎が流行することもある。食中毒は年間を通して発生しやすい。
また、破傷風、狂犬病、結核などにも気をつける必要がある。狂犬病は都市でも散発的に発生し、毎年死亡者が出ている。1998年には日本人旅行者が1名、狂犬病で死亡している。ほとんどの犬は予防接種がなされていないので、くれぐれも犬に近寄らないこと。
インド国境に近いタライ地方では、マラリア、日本脳炎、カラアザール(サンショウバエ(スナバエ・蚊に似ている小さな昆虫)によって媒介される、が流行している。近年その地域が北上し、広範囲にわたって感染の報告がある。2004 年にはデング熱の発症例もあり、虫刺されに対する注意がより一層必要である。
HIV 感染者は急速に増加している。
トレッキングで高山病にかかり死亡する日本人が毎年後を絶たない。日本人には余裕のない日程や十分な準備がないまま無理な状態で登ったり、酒を飲みながら登ろうとしたりする人が多く、このようなケースは高山病になりやすいため問題になっている。高山病予防協会などのガイドラインに従って、慎重な計画に基づいて登ることが大切である。
(3)有害動物、病害虫
蚊は、地域によってはマラリア、日本脳炎、デング熱、を伝播するので注意が必要である。また、蚊に似たサンショウバエは、カラアザールを伝播する。ハエは道端の人糞、牛糞、犬糞などで発生するため非常に多い。毒グモ、ムカデ、サソリがおり、咬まれても生死に関わることはないがかなり痛い。湿地にはヒルがいる。
タライ地方にはコブラなどの毒蛇がいる。最近は地方病院にも毒蛇の血清が常備されており、カトマンズ市内の薬局でも購入可能である。
ネズミが多く、対策に苦慮することもある。
7.保健衛生
(1)飲料水
一般に飲用しているのは水道水もしくは井戸水である。カトマンズ市内では乾季の水不足が深刻であり、給水車で水を購入している家庭もある。1 回の給水(約 9000 リットル)は800〜1200ルピーである。水道水は配管に問題が多く、病原菌や虫卵が含まれている可能性が大きいので直接飲用はしないこと。また、雲母、マンガンなどが多く含まれている硬水であるため、各家庭では水道水を煮沸して冷ましたのち濾過し、飲料水とするのが望ましい。高機能のフィルター使用により、かなりの病原菌を防げるが、基本は煮沸することである。ミネラルウオーターを置いている店が増えており、地方でも入手可能である。ただし、最初からふたがあいている場合があるので注意を
要する。各家屋にある貯水タンクは定期的に洗浄しないと藻が繁殖したり、細菌が増殖したりするおそれがある。タライ地方では井戸水からひ素検出などがありひ素を除去するフィルター等も購入可能であるが、飲用以外に問題はなく滞在する期間等に応じて考慮する。
(2)濾過器の入手
簡易な濾過器は調達できるが、煮沸との併用が必須である。
イオン殺菌水装置が購入できる。台所などの壁に設置し(電源必要)使用する。フィルターの交換が年に 1〜2 度必要。購入費用は日本円で 3 万円程度。
(3)その他の留意点
サラダ菜やキャベツなどの葉野菜は、細菌や虫卵などを考慮して必ず加熱すること。
一流ホテルのレストランでサラダを食べて、食中毒、肝炎にかかる例も多い。生野菜を薬液(ヨードなど)に浸す方法もあるが、サイクロスポラなどヨード消毒が無効な菌もある。また、冷蔵庫の過信からくる食中毒が増えている。
市販の牛乳は殺菌されてない水で薄められている場合もあるので、必ず煮沸して飲むこと。路上で売っている切り売りの野菜、果物、アイスクリーム、揚げ菓子などは食べないこと。
現地の衛生教育はまだあまり普及しておらず、きちんとしたトイレのある家はまだまだ少なく、道端で用を足す人が都市部でも見られる。トイレ後の手洗いは水で流すだけで、石鹸を使うことは少ない。排水設備も整っていないので、大腸菌などの病原菌がどこにでもありえることを覚えておくこと。
その他−病気と怪我(経験に基づく見解)
※このエントリーはネパールでの滞在経験から書かれたものであり、専門知識のある医療関係者によって書かれたものではありません。
医療関係者による知識のほうが確実ではありますが、ネパールのような環境では日本の医療関係者の言うとおりにできないことが多く、現実的でないアドバイスが多いというのも事実です。また知識としてはあっても日本には感染症に実際に遭遇したことのない医療関係者が多く、実用的な知識になっていないということもいえます。
そのため、医療関係者ではない私が、あえて病気について書くことにしました。自分の健康は自分で守るのが基本なので、参考程度にし、最終的な判断、責任は個人で行ってください。
■病院
病院はほかのエントリーにあるように、設備がわりとしっかりして衛生的な外国人がよくいく病院と、設備、衛生面に問題アリの?ネパール人庶民のいく病院がある。後者は前者に比べると安いが、入院の場合は家族などの付添が必要で、その家族が指定された薬や点滴を買ってきて看護婦さんにわたしたり、食事をつくって病人に食べさせたりする必要がある。海外旅行保険に入っていなくても日本の国保や社保を使うことができるので(別エントリー参照)、ぜひ前者のきれいでまともな病院に行くことをお勧めしたい。
■病気
- 感染症はネパールではよくある病気。特に雨季はかかる人が多い。
- よくあるのは細菌性の下痢で高熱とひどい下痢で寝込むというもの。血便などが出れば感染症だが、そうでない場合はよくある細菌性の下痢。抗生物質を薬局で買って飲んで安静にしていれば数日以内に治る。
- 日本と違い処方箋なしで抗生物質がかえる。英語やネパール語でファーマシーと看板のある店でアンティバイオティク(抗生物質)、ダイアリアー(下痢)というと買える。
■予防としては
- 長期滞在するなら予防接種をすると安心(別のページを参照)
- 生水を飲まない(水はペットボトルや容器に入って売られている水か、フィルターでろ過した水を飲む)
- ちなみに、少なくともカトマンズでは多くの人が生水を飲んではいけないという知識があるので、レストランなどの水も問題ない。農村では場所にもよるが基本的に水くみ場の水を飲む場合が多く、その水も完全に水質検査がなされているわけではないが大体は安全。一部川の水を飲料水としているという場合もないわけではないのでその場合は拒否したほうがいい。
- 屋台など衛生状態が悪いところで飲食しない(状況によって限界はあるが)。屋台はスーパーやショッピングモールにあるやつが衛生的なので、そちらにしたほうが良い。
- 雨季は肉を食べないほうがベター(冷凍のものをのぞき)。
- 狂犬病の噂があったら犬に近づかない(ネパールには野良犬がたくさんいる。狂犬病も時々流行り、犬にかまれて亡くなる人もでる。それほど頻繁ではないが時々あるので、そういう噂を聞いたら犬に近づかないほうがよい)
- 薬を準備しておく(軽度であれば日本の下痢止めでも効くが、重度だと効かないこともこともある。どうしても移動しないといけない、という場合はネパール製の下痢止めを買って飲む。止まることは止まるが、逆に吐き気がしたり具合が悪くなったりするがそれを覚悟で。個人的には日本の薬は下痢止めよりも整腸剤(ビオフェルミンなど)のほうがネパールでの下痢に効くと思う。
- トイレの場所を確認しておく。きれいなトイレがあればそこで用を足しておく。ネパールは公衆トイレをはじめとして汚いトイレが多い。ただ、新しいショッピングモールや外国人経営のレストラン、INGOのトイレなど、きれいなトイレもないわけではない。なので、そういうきれいなトイレがある場所を把握しておくことと、そういうところに行くことがあればそこで用を足しておくことを心がける。
- 下痢で食欲がないときはレモンティー(ネパール語ではカーガティハレコチャ)が良いと思う。ミルクティーのほうが一般的だが、レモンティーも大体どこのお店でもオーダーすれば出してくれる。
- ポカリスウェットやアクエリアスの粉末を準備しておく。下痢で脱水症状で何も食べられないときでもカロリーが摂取できる(ネパールでもジーブンジャルという似たようなものがあり薬局でも買えるが個人的にはポカリのほうがおいしいと思う)。
- 外国人がネパールに行くとお腹を壊したり感染症になる人がいることは確かだが、ネパールに長期滞在している人が皆ずっと病気とか下痢をしているというわけではない。長期滞在しているとある程度なら強くなる?免疫がつく?と思う。知り合いの日本人や外国人と話していると、それでも月に一度くらいはお腹壊したりするよね、という人が多いような。また、色々な菌がいる環境で育ったネパール人は日本人など外国人より菌に対して強いようだが、日本人や外国人はなれるといっても限界があるので、長期滞在してもネパール人とまるっきり同じ生活をして平気とは思わない方がいいかも。慣れたけど自分は外国人だからネパール人よりは菌に対して弱いということを自覚して行動した方がベター。
■怪我と予防策
- 怪我で多いのは交通事故によるもの。外国人がネパールで亡くなったという話を時々聞くが、多くが交通事故によるもの。ちょっとした接触事故にもしばしば遭遇する。ネパールでは歩行者優先というルールが事実上なく、バイクや車がクラクションをならしながら強引に通り過ぎていく。歩行者が車に気をつけて歩かないといけない。また、車が人をひいた場合、怪我だと有罪で賠償だが、死亡だと無罪、賠償もなしという法律があるので、車が人を引いた場合、二度びきして殺す方向に動くことが多い。それで亡くなった日本人もいる。そういうのも含めて事故には注意しよう。自分が車やバイクを運転する場合も、そういう環境で運転しないといけないという覚悟が必要。自転車(マウンテンバイク)も郊外の裏道を走るならいいが、表の車通りの多い道を走るなら、車やバイクと一緒に(競争しつつ?)走らないといけなくなるので覚悟が必要。
- 傷口は消毒してばんそうこうなどをはる、汚さない、濡らさない。特に雨季にサンダル履きという場合、傷口から細菌が入って膿んだり破傷風という可能性もある。蚊に刺されたあとをかいたあととか、深爪して少し皮が切れたところなど小さな傷でもバイ菌は入ってくる。(雨季は長靴をはくという手もあるが、晴れると暑いし、デザインや履き心地の良い長靴はあまり売られていない)
■参考になるサイト
- 日本消化器病学会 一般のみなさまへ http://www.jsge.or.jp/cgi-bin/kouza/index.cgi 下痢や下痢から考えられる病気の情報あり。
- CDC(Centers for Disease Control and Prevention) http://www.cdc.gov/ 感染症関連の情報
- 日本登山医学会 http://www.jsmmed.org/ 高山病に関する情報あり。
サービス−日本食の食材店@カトマンズ
カトマンズにはいくつか日本の食材を取り扱う店がある。ネパール産の日本米や味噌や、日本から輸入した調味料や乾物、冷凍食品など。日本の食材が皆無の地方と比べればいろいろある、と言えるが、日本のコンビニと同じくらいの面積のお店の一角に少しおいてあるだけ、というものなのでアメリカなど他国の日本食材店と比較すると決して品ぞろえがいいとは言えない。あまり期待しすぎない方がよいかも。
・Strawberry House (かつてのBamboo Gallery)
TEL:1-4812507,9841745601
パニポカリの日本大使館を北へ進み、Police Hospitalを過ぎ、左側へ進んだところ(首相官邸よりは南側)。
カカニのJAITIのいちご、いちごジャム、米、味噌など。
・Lawson(かつてのJapanese Food Center)
Gairidhara TEL:1-4429472
日本の調味料や冷凍の魚介類、麺類あり(値段は高め)。ちなみに、看板が日本のを模倣したのか青いローソンになっているが(模倣というほど十分に模倣しきれていないが)、日本のローソンとは直接関係ないと思われる。
・Utttam Provision House
Pulchowk TEL:1-5522754/5536755
シンマの面している道をすすむ。St.Mary schoolの近く。
冷凍の魚介類、日本の調味料、米などあり。
・Fuji Bakery
Chakupat, Lalitpur(パタンのエンジニアキャンパスの近く、レストランマロニエの1階。『地球の歩き方』に地図あり。)
TEL:5543678(S),5524198(S),Cell:9841324306
日本で修業したネパール人が店主。日本風のパンがメインだが、ジャムやバター、コロッケ、ネパールでとれた日本米、正月頃はモチなども置いている。
買ったものをお店でお茶やコーヒーと一緒に食べることもできる。